ニコンのメガネレンズ加工

メガネのレンズがどのように作られているか、ご存知ですか?

視力測定

メガネレンズ加工の第一歩は、精密な視力測定で、ぴったりのレンズの度数を探しだすプロセスから始まります。ニコンレンズウェアパートナーショップでは精密な視力測定のみではならず、お客様の目の悩み事について眼鏡店が相談した上で、お客様に最適なレンズを提案します。ニコンのレンズを知り尽くした眼鏡店スタッフが各レンズの機能や設計、素材やコーティングの違いなどをご説明しながら、あなたと一緒に適切なメガネ選びを行います。その結果、お店からレンズの詳細なデータを元にした注文を受け取り、メガネレンズを加工します。

メガネレンズは高度の素材から

メガネレンズは、ガラスまたはプラスチックで作られています。ただし、プラスチックなら何でもよいというわけではありません!メガネレンズのプラスチック素材は他の産業では使われていない非常に特殊な材料で作られており、ナノテクノロジーなど高度な技術を取り入れています。

研磨

メガネレンズ加工のプロセスで使われる半完成レンズは「基材」または「セミフィニッシュ」とも呼ばれます。半完成レンズはすでに透明ですが、度数はまだ入っていません。ブロッキングと呼ばれるプロセスで半完成レンズにブロックピースを固定し、コンピュータ制御された装置で精密に加工されます。次に研磨工程で研磨され、ご注文の度数に仕上げられます。

ニコンのオーダーメイドレンズ

ニコンのオーダーメイド・メガネレンズは、1枚いちまい注文を受けてから設計されます。お客様のライフスタイルや要望に合った最適な見え心地を提供するニコンのオーダーメイド・メガネレンズは、自由曲面技術を用いて製造されており、1人ひとりに合わせた光学設計を行った後、数々の工程を踏んで1枚のレンズを完成させます。

染色

ご要望に応じて、レンズをお選びになったカラーに染色します。プラスチックレンズは染色液に浸して染色しますが、このプロセスには高度な技術と豊富な経験が求められ、一枚いちまい丁寧な作業が施されます。レンズの素材にUV加工がされていない場合には、この工程でUV加工も行われます。

高品質なコーティング

メガネレンズ加工の最後のステップは、レンズにコーティングを施す作業です。ニコンのコーティングは、レンズに傷が付きにくく、耐久性に優れています。またクリアな視界を確保しながら、様々な機能を備えたコーティングのラインナップからご自身に最適なものを選べます。水や埃を弾き、反射を抑え、紫外線やブルーライトから目を保護するといった豊富な機能を用意しています。車の運転や外出先、パソコン作業など、日常生活で快適な見え心地が得られます。 コーティングはレンズの表面に施され、極めて薄い複数の膜で構成されています。真空蒸着プロセスによりレンズにしっかりと密着します。ニコンレンズのコーティングは厳しい条件下での検査を重ね、高い品質を確保しています。

最後の仕上げ

最高の視界をお届けするために、出荷前の最終工程で再度レンズを検査します。最初は目視検査によりレンズに欠陥がないかを確認します。それから機械検査を行い、レンズが必要な仕様を満たしていることを確認してから、合格したレンズのみを眼鏡店にお届けいたします。

納品

レンズが眼鏡店に届いたら、お客様がお選びになったフレームに合わせてカットされ、枠入れをしたらメガネが完成です。

最高の見え心地を確保する為、最後に瞳の中心とレンズのフィッティングポイントが合うように調整を行ってからメガネをお渡しいたします。