ニコンレンズ ユーザーレポート【限定製品】老眼対策レンズ「センチュリーAIプレミアム ホームタイプ」

カラーコーディネーター 桜井輝子様(53歳)

東京カラーズ株式会社 代表取締役 桜井輝子さんの登場です。 カラーコーディネーター業務を展開する会社を経営されており、カラーセミナー、研修、色彩教材の企画制作、 Webやディスプレイにおける色彩提案、パーソナルカラー、色彩に関する書籍執筆など幅広く活躍されています。 今回は、東京青山のオフィスで、カラーに関するお話やセンチュリーAIの掛け心地についてお伺いしました。

『第一印象は、
とても自然に、よく見える。
本当に自然な見え方で快適です。』

桜井さんのレンズと度数
センチュリーAIプレミアム ホームタイプ
屈折率:174 累進帯長:20㎜
コーティング:シーコートネクスト
       ダイヤモンド
R)S-10.75 C-0.75 AX7 ADD 1.75 
L)S-9.25 C-1.25 AX175 ADD 1.75

Q:カラーコーディネーターのお仕事をはじめたきっかけをお教えください。

桜井さん :アメリカから日本に紹介された、パーソナルカラー(肌色・瞳の色・髪の色を基準に診断する、似合う色)の理論に惹かれ、約30年前になりますが、当時、東京都港区西麻布にあった、日本で初めてのカラリスト養成スクールに通いました。各業界のプロフェッショナルの講師陣が直接指導してくれる、少人数制のアットホームなスクールです。当時の私は、不動産会社の社員として働いていましたが、平日の勤務が終わった後や週末の時間を利用して、2年半コツコツ勉強しました。その学校を卒業するタイミングで、講師にならないかとお誘いを 受け、24歳のときに色彩学の講師になりました。出身校で色彩学の講師をしながら、カルチャースクールなどでも、趣味の一環としてカラーを学びたい方々のための教室を主宰していましたので、かなり長い間、人に教える仕事に携わりました。カルチャースクールの受講生の方々は40代・50代の主婦層が中心で、ちょうど今の私くらいの年代です。「若い頃に似合っていた色が、最近似合わなくなってきた」、「視力が変化してきたからメガネを作り直したいけれど、どんな色やデザインのフレームが似合うか?」というご相談を受けることもありました。その後、産休で1年半くらい外での仕事ができない時に、グラフィックデザイナーの友人の手伝いをする事になり、パソコンを購入して、イラストレーターやフォトショップのソフトを使い、本の表紙のデザイン案を作るようになりました。数年後に本格的な社会復帰をしようと思った頃には、国内でもパーソナルカラーの仕事をする人たちがずいぶん増えてきていたので、「これからは似合う色のアドバイスだけでなく、色彩の知識そのものをビジネスにしていかないと!」と一念発起し、色に関連するさまざまな資格を取得しつつ、知識の幅を広げたことが現在の仕事の土台を作っています。

Q: お仕事の内容についてお聞かせください。色彩学を日々研究しながら会社経営もされ、色彩に関する本を何冊も出版され、多忙を極めるお仕事ですね。

桜井さん :仕事の内容は大きく二分化しています。ひとつは、企業が商品を売るためのお手伝いです。商品をより魅力的に見せるための 色の提案や、企業とのタイアップにより、お客様がいかにその商品やサービスに意味を見出すことができるかを考えます。お客様が心から 満足、納得してその商品を使うことで、一段上のステージに気持ちが引き上がるような、コンサルタントとしての役割を担っています。 もう一方の仕事は広く一般の方々向けです。現場ですぐに活用できる色彩学のセミナーを企画して、自ら講師をしたり、教材などの製作にも携わっています。たとえば「配色アイデア手帖」は、デザインに携わる方々だけでなく、趣味にも活用できる配色サンプル集で、全127テーマという圧倒的なボリュームで、さまざまなイメージの配色を掲載しています。当初は10年間で10万部が売上目標だったのですが、2年と3か月ほどで13万部に達しました。アニメーター志望やクリエイターの方々がツイッターで支持してくださったり、口コミで評判が広がり、年代を問わず、多くの方が買ってくださったので、とても有難いです。本を書く仕事は、長い時間パソコンで作業をするので、自宅でじっくり取り組むことが多いですね。

Q:「見る」ことがとても重要でパソコン作業が多いお仕事ですが、センチュリーAIプレミアムのホームタイプをかけてみて いかがでしたか?

桜井さん:私はもともと近視の度数が強い上に乱視もあり、そこに老眼が加わってきているという、いわば三重苦のような状態でした。無理に度数を出そうとしたり、合わないメガネを無理して使っていると気分が悪くなってしまうことが昔からの悩みだったのですが、今回掛けた、センチュリーAIプレミアムのホームタイプは、 まったくそんな事もなく、本当に自然な見え方で快適です。一言で表現 すると、とても自然に、よく見えます。私だけのものを作っていただけた 満足度が高いですね。違和感なく掛けられて、私の場合は掛け始めから 2~3時間くらいで目に馴染み、すぐに慣れることができました。 見づらさがあると集中力にも影響しますし、しっかり正確な仕事ができ ないと、さまざまな支障が出ますので、今回は仕事が快適にできるメガネ が欲しいと思っていました。センチュリーAIプレミアムのホームタイプは自宅でも快適で、メガネを掛けたり外したり、といったこともなくなり、ずっと掛けていられるのがいいですね。

Q:以前はどのように対策をされていたのですか?目の疲れや見づらさを感じていた場面などお聞かせください。

桜井さん:自宅では近視用のメガネをかけ、外出や仕事など、普段は遠近両用レンズのコンタクトレンズを使っていました。子供のころから目が悪いので慣れてはいるものの、老眼が進んだためか長時間の読書が続かなくなり、興味深い本でも1時間もしないうちに読むのがきつくなることがありました。仕事や日常生活で細かな文字を見なければならない時には、目から遠ざけて見ていました。それでも見えないときは、スマホで見たいものの写真を撮り、それを画面上で拡大して見るということもしていました。このままではスマホを持つ手の長さがいずれ足りなくなってしまいますし(笑)、見た目にも美しくないですよね。

Q:今回、ニコンメガネでメガネをお作りいただいたプロセスはいかがでしたか?

桜井さん:こんなに丁寧な検査を受けたのは初めてです。検査の内容も分かりやすく解説してもらいながらだったので、安心感が違いました。検査の後は、レンズのどの部分を使って、手元で見るものにピタリとピントが合うのか、遠くがどのくらい見えるのか、視線の使い方などを含めて分かりやすく説明していただきました。パソコン作業や読書をする距離に楽にピントを合わせることができるだけでなく、セミナーで登壇する時に広く室内を見渡したり、会議でパワーポイントの画面を見る時にも便利な「ホームタイプ」は、私のライフスタイルにピッタリです。検査の後に、テストレンズを掛けて見え方を体験した時には、時刻表の本の細かな文字もハッキリ見ることができ、感動的でした。自然な姿勢のままで、良く見えることにも驚きました。私の周りにも同年代で同じように困っている友人・知人がいますので、この便利さと快適さを教えてあげたいです。私は近視の度数が強く、度数差もあるので遠近両用レンズは難しいと思っていましたが、用途やライフスタイルに応じた、いろいろな種類のレンズがあるのですね。メガネレンズのタイプがこんなに揃っているニコン、すごいですね。「ホーム」というネーミングは、家の中で快適に過ごせることをイメージできるので、すごく分かりやすいです。家の中やオフィスで自由に見える「ホーム」、ショッピングや近所に出かけるときは「ウォーク」、旅行には「アクティブ」があると私には良さそう、と具体的な生活シーンがイメージできました。メガネを掛ける人に応じて生活をラクにするための提案に、メガネの認識を新たにしました。

Q:見え心地にご満足いただけてよかったです。カラーコンサルタントの第一人者でいらっしゃる桜井さんからメガネ選びの アドバイスをお願いします。

桜井さん:毎日使う物だからこそ、お顔や雰囲気に合ったメガネを掛けることは、とても大切だと思います。食事に行く、美術館に行くといった日々の生活シーンで、見たいものが快適に見え、かつ自分らしさを表現できるメガネは、ライフバリューを高めるアイテムだと言えます。メガネはお顔のパーツのひとつとして雰囲気を左右するので、普段よく着る洋服の色とコーディネート したり、普段使うメイクアップの色と合わせるなど、意識的に選ぶことをお勧めします。その人にとっての似合う色「パーソナル カラー」は、お顔の近くに使うことが最も効果的なので、洋服のトップス・ストール・マフラーなどとともに、メガネもトータル コーディネートするとステキに見えます。一方で、たとえば「淡いパステルカラー」が似合う人が、「淡い色ではなくて、ビビッドなハッキリした色が好き」という場合もあるわけですが、そのような場合は、ブラック系のクッキリしたフレームで目元を演出することで、ビビッドな色の洋服をバランスよく着こすこともできるのです。女性であれば、アイラインやアイブローをいつもよりしっかり引いてみるといった、メイクアップとメガネとの組み合わせでさらに魅力が引き立ち、カラーコーディネートが楽しめますよね。自分にピッタリ合ったメガネに出会うことで、人生をより豊かに、素敵に年を重ねて行くことができると思います。

※個人の感想です。

桜井さん、貴重なお話をありがとうございました。

◆プロフィール

1967年生まれ 東京都出身
日本色彩学会正会員
環境色彩コンペティション「グッドペインティングカラー」審査委員
NCS Certified Colour Teacher(スウェーデンNCSカラーアカデミー認定講師)
国際カラーデザイン協会 シニアカラーデザインマスター
色彩検定協会 認定講師
カラーコーディネーター検定試験 認定講師
日本カラリスト協会 認定講師・色彩診断士
商工会議所1級カラーコーディネーター(ファッション色彩・商品色彩・環境色彩)
インテリアコーディネーター

◆著書・監修書

『配色アイデア手帖』(SBクリエイティブ)
『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉』(SBクリエイティブ)
『配色アイデア手帖 世界を彩る色と文化』(SBクリエイティブ)2020年4月22日発売
『日本の色 売れる色には法則があった!』(朝日新聞出版)
『色の教科書』(学研パブリッシング)
『カラーの世界へようこそ!仕事に役立つ色の基礎講座』(MdN)
『配色イメージ手帳』(ナツメ社)ほか多数

詳しくはホームページをご覧ください。http://www.tokyo-colors.co.jp