ニコンレンズ ユーザーレポート
近用ワイドレンズ「ソルテス・デュオ」

歯科医師 青山健一さん(50歳)

南青山デンタルクリニックの理事長で歯科医師の青山健一さんの登場です。
テレビや雑誌に数多く取り上げられ、歯の矯正に関する本を何冊も出版されている歯科矯正のスペシャリストです。
非抜歯矯正・部分矯正で全国的に有名なクリニックを経営し、自らも治療に携わりながら日々多忙を極める青山理事長にニコンの近用ワイドレンズ「ソルテス・デュオ」の見え心地について語っていただきました。

『目が疲れにくく、快適。手元に不便を感じるようになってから、初めて常用できるメガネに出会いました』

青山さんのレンズと度数:
ニコン ソルテス・デュオ1.60 タイプ2(奥行き度数:1.50D)
コーティングはニコン シークリア・プレミアム
R)S-0.75 C-0.50 AX 40 L) S-1.00 C-0.50 AX140

Q.今日お伺いしている南青山デンタルクリニックは、青山一丁目駅と外苑前駅からも近く、青山通りに面していて交通アクセスがとてもよく、神宮外苑いちょう並木もすぐ傍という好立地にありますね。全国的に有名なクリニックで競争とは無縁に思われますが、歯医者さんの数はコンビニエンスストアと同じ数だけあると耳にしたことがあります。実際はどうなのでしょうか?

A.コンビニエンスストアより多いのが実態です。このビルの向かいと隣、裏側にもあります。
開業した当初はここから少し離れた別の場所でやっていたのですが、なかなか患者さんが来ず、場所をメイン通りにすれば集客を増やせると考え50m位離れた立地に移転したところ、以前来ていた患者さんも来なくなってしまいさらに患者数が減少してしまった経験があります。特に都心は歯科医院が多く、例えば表参道でビルが3軒あれば3軒すべてに入っていることも珍しくありません。患者さんはより近い場所を選ぶので、選んでいただくためには差別化が重要だと考えました。そこで、「歯を抜かない歯列矯正」「日本で初めての部分矯正専門医院」と打ち出しました。

Q.パイオニアとしての地位を確立されている背景には、そのようなご苦労や経験があったのですね。
著書を多く出版されていますが、執筆をはじめたきっかけについてお聞かせいただけますか?

A.開院当初は、私とスタッフの2人だけで、なかなか患者数が増えず時間を持て余すこともありました。治療に関して患者さんからいただいた質問と回答を書き留めていたメモがたくさん溜まっていたこともあり、文章にまとめれば便利かなと考え、小冊子から作り始めました。
本の出版のきっかけはトップマーケターとして知られている神田昌典さん(経営コンサルタント・作家)がデビューしたての頃にご本人主催のTHE実践会という集まりに参加したことです。神田さんの1冊目の著書は出版社に自ら原稿を持ち込んだことを知り、藁をも掴む思いで私も原稿を作成して出版社にFAXを送りました。本の反響が大きく、全国からたくさんの問い合わせをいただくようになり、5年続いていた赤字から脱することができました。

Q.経営が軌道にのってからも執筆活動を続けているのですね。他にも実践的なマーケティングを経営に活かされている点をお聞かせいただけますか?

A.5年間の苦労から、次は何があるか分からないと常に考えていますので、一生本を書き続ければ安泰かと…(笑)。 2冊目の本を出版してから2年が経過した頃にインターネットが普及し始め、本に対する反応が減り、集客のために広告を増やすようにしました。ビジネス街である立地から会社務めのOLさんからの問合せが多く、ホームページがあればいいのにという要望に応えて開設したところ、患者さんが全国から集まるようになりました。当時はまだホームページを持っている企業が少なく、効力は絶大でしたが、インターネットが普及してからは内容を比較されるようになりました。真似されてしまうことも多く、ここでやはり差別化が必要になったというわけです。

Q.存続するためには、先見の明を持ちながら時代のニーズに合わせて意識を変えていくことが秘訣なのですね。
経営者でありながら歯科医師として治療もされていますが、矯正治療では細かい作業が多いようですね。

A.患者さんにとって通える矯正歯科はひとつだけですので、結果的に選ばれず残念だったということにならないように心掛けながら、患者さんと接し、治療にあたっています。歯列矯正は歯にワイヤーを固定し、調整を行う作業ですので、細かい作業が多いですね。歯の状態も1人ひとり様々ですので、しっかり見えることが重要です。部分矯正では前歯の歯並びを変え、歯の隣接面を少しだけ削って前歯を内側に入れるという細かな作業になります。非抜歯矯正では奥歯を後ろにずらすことで歯並びを変え、噛み合わせの改善も行いますので、微細な調整を要します。
長時間集中力が必要で、手元がよく見えることが大切です。

Q.カルテの管理はパソコンで行うのですか。パソコン作業時間は1日どのくらいですか。
著書の原稿作りもご自身でパソコンを使って作成するのですか?

A.患者さんの情報や予約状況などすべてパソコンで管理しています。治療以外の時間はほとんどパソコンに向かっていますので、最低でも1日5~6時間くらいになりますね。本の原稿はすべて自分で書き起こしています。ブログもやっていて、スタッフのブログも1週間に1度は定期的に更新するようにしていますのでマメにチェックしています。スマホを買ったのは半年ほど前であまり慣れていませんし、クリニックにいるときはパソコンを使っています。

Q.今回、ニコンの近用ワイドレンズ「ソルテス・デュオ」を使ってみて、いかがでしたか?

A.パソコンと手元の資料がしっかり見えるので、私の仕事にぴったりだと思います。60~70cmほど離れたデスクトップのパソコン画面がしっかり見えて、デスクに広げた原稿や書類もよく見えます。細かい文字を見ても疲れにくく、長時間のデスクワークに向いていますね。患者さんとのカウンセリングやスタッフとのコミュニケーションで表情も見えますし、私の仕事で必要な見たい距離がスムーズに見えるのがいいですね。

Q.快適にお使いいただけて何よりです。「ソルテス・デュオ」は老眼鏡とは違い、お手元が広く見えてデスクの少し先まで見ることができるので、青山理事長に最適なレンズと言えます。外出時は遠近両用メガネをお使いですか?

A.自転車で通勤するときなど外出時は遠近両用レンズを使っています。今かけている「ソルテス・デュオ」は仕事や自宅でかけ替え要らずなので、ついかけたまま出かけてしまうことがあるくらい目に馴染んでいます。テレビを見たり、食事をするときも日常生活はこのメガネ1本で過ごせて、とても快適です。

Q.「ソルテス・デュオ」をお使いになる前はどのようにお過ごしだったのですか?

A.外出用、部屋用、手元専用と3本のメガネを使い分けていた時期がありました。外出先で書類に署名するときなど、手元用のメガネにかけ替えないと見えないですし、いかにも不便でした。家にいるときや長時間のパソコン作業では、目が疲れないように以前かけていた度が弱くなったメガネを使っていましたね。かけたまま外出すると、遠くが見えないし、本当に面倒だと感じていました。

Q.手元が見えにくくなったのはいつ頃ですか?

A.3~4年前です。自覚したのは、書類を見るときに目から遠ざけて見るようになったことに気付いたときです。もともと近視で、高校生の頃からメガネをかけており、目が悪いことは遠くが見えないことだと思っていましたが、近くが見えないのはこんなにも不便なことなんだと実感しました。このメガネをかける前は、近くを見るときにメガネを外すことがよくありましたが、手元対策を兼ねて1本のメガネで見えるのはとてもラクですね。

Q.「ソルテス・デュオ」は、ずっとかけ続けられるメリットが大きかったようですね。

A.手元に不便を感じて以降、初めて常用できるメガネに出会ったと言って過言ではありません。
老眼は病気と違い、治るものではないですが、適切なメガネによって補ってもらうことで見えにくさが解消しました。
目が疲れにくく快適で、メガネ店で選んでもらったおしゃれなフレームも気に入っています。

Q.歯の位置を整えて噛み合わせがよくなることにより、肩こりや頭痛などの体調不良がなくなることがあるように、メガネが合っていない場合は目の疲れを覚えたり、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。最適なメガネをかけることによって、快適な日常を手に入れることができます。視力矯正と歯列矯正では、1人ひとり異なるニーズに応えソリューションを提供するところに共通点がありますね。今のお仕事にとって大切なものはどのようにお考えですか?

A.先ほど触れたように、部分矯正を始めたきっかけは患者さんからの質問や要望がきっかけでした。
売り上げは減りますし、当時はあまり普及していない治療方法でしたので、色んな葛藤がありましたが、患者さんに喜んでいただけたので継続できました。結果的には患者数が増えたことで利益も出るようになりましたし、やり甲斐を感じています。患者さんのご希望に応えれば、そこには需要があります。人の言葉に耳を傾けることが、時代のニーズを知りそれに応えるヒントになることが大いにあります。当院の自慢はスタッフが優秀なことです。スタッフの求人・育成には最も力を入れており、それが患者満足度に繋がり、患者さんにとっての安心や満足度がスタッフの質や技量を向上させると考えています。
これまでの自分を作っていただいた方への感謝の気持ちを社会に還元したいと思っています。

ありがとうございました。青山理事長のお人柄に触れ、矯正治療に寄せる思いとクリニックの人気の理由を深く知ることができました。ぜひ今後もソルテス・デュオをご愛用ください。

プロフィール
南青山デンタルクリニック 理事長 歯科医師
1965年 広島県生まれ。1990年 広島大学歯学部卒業。
1992年東京都港区で南青山デンタルクリニック開業。開院以来、一貫して歯を抜かない「非抜歯矯正」の普及に力を入れ、治療した矯正の症例数は5,000人を超える。
2011年に日本で初めての「部分矯正専門医院」 の「You矯正歯科」を開設して、今では銀座、青山、新宿、神田、広島(2016年9月開設予定)の5か所にクリニックを開設。部分矯正におけるパイオニア的な存在で、部分矯正の普及に尽力している。
最近は、マウスピース矯正を使用した「インビザライン」で非抜歯矯正と部分矯正を行うことが増えてきている。

※個人の感想です。

【主な著書】

『きれいな前歯のつくり方』(桐書房)
『よく分かる過程の歯学-歯磨き、歯周病予防から矯正治療、審美治療、インプラントまで』(桐書房)
『知らなきゃ損する歯の矯正のお話』(冬青社)
『噛み合わせを治せば肩こり、頭痛が消える!』(同文書院)
『20代社員の使い方にはコツがある!』(明日香出版社)

医療法人社団 健青会
【部分矯正専門医院】
銀座青山 You矯正歯科
(銀座医院、青山医院、新宿医院、神田医院、広島駅前医院)
http://bubunkyousei.com
【非抜歯矯正専門医院】
南青山デンタルクリニック
東京都港区南青山2-12-15-6F TEL03-3401-3016
http://nukanaikyousei.com